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延期された移行のために cc:Mail MTA 配信情報を保持する

この文書では、既存のユーザー文書から cc:Mail MTA ユーザーを登録するが、cc:Mail メールボックスの移行は後で行いたいという場合に使用する、[cc:Mail Upgrade Advanced Settings] ダイアログボックス上の新規オプションの使い方について説明します。これは、R5.0.1 からの新機能です。

延期されたメールボックスの移行のために cc:Mail MTA 配信情報を保持する

マイグレーションツールには、cc:Myuuail MTA ユーザーを、一度にすべて移行するのではなく、2段階に分けて移行するオプションがあります。 このオプションを使用するには、次の手順に従って、移行を完了します。



移行の第一段階の実行

移行の第一段階では、次の手順を実行します。

1. [ユーザーとグループの移行] ダイアログボックスで、[有効なユーザー/グループ] から、移行する cc:Mail MTA ユーザーを選択します。

2. 移行オプションリストでは、次のようにします。

3. [オプション] をクリックして、[cc:Mail の詳細設定] ダイアログボックスの [変換設定] ペインを開き、[cc:Mail MTA のルーティング情報を保持する] を選択します。

4. [移行] をクリックしてから、[終了] をクリックすると、ユーザーが登録キューに追加されます。

5. [ユーザー登録] ダイアログボックスで、登録するユーザーを登録キューから選択します。

6. [メール] ペインを選択してから、[メールシステム] フィールドで、[ロータスノーツ] を選択します。

7. [登録] をクリックします。

第一段階が完了すると、各ユーザーのユーザー文書が更新され、ユーザーが、ノーツ ID とメールファイルをもつユーザーとして登録されたことが示されます。ただし、ユーザーは、cc:Mail でメールメッセージを受信し続け、cc:Mail クライアントを使って自分のメールにアクセスします。これは、ノーツのユーザー文書に、cc:Mail MTA 配信情報が残されているためです。

マイグレーションツールでは、[ユーザー 登録] ダイアログボックスで指定したメールシステムの設定 (ロータス ノーツ) を設定しますが、この設定は有効にはなりません。かわりに、ユーザー文書内の [メールシステム] フィールドは、 cc:Mail に設定されたままで、他の cc:Mail 配信情報が保持されます。その結果、cc:Mail MTA の配信は継続され、移行したノーツのユーザーは、ノーツのメールシステムを使用しないですみます。 ユーザーは、cc:Mail MTA ルーターを介してのみメールを受信するします。cc:Mail 登録名簿交換 (ADE) 機能は、ユーザーの cc:Mail 登録名簿情報を、他の cc:Mail ポストオフィスに配信し続けます。

移行の第二段階の実行

移行の第二段階では、次の手順を実行します。

1. 第一段階で移行したユーザーと同じユーザーを選択します。

2. [ユーザーとグループの移行] ダイアログボックスの [移行オプション] リストで、[メールの変換のみ] を選択します。

マイグレーションツールは、 cc:Mail MTA 設定を削除して、保存していた設定に置き換えます。つまり、メール移行の延期を要求したかどうかにかかわらず、登録設定のすべてが保持されます。これには、ノーツのメールファイルの作成も含まれます。

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